ペルソナ・ターゲティング広告の世界的リーダーであるOgury Japan(オグリー ・ジャパン)様に特別インタビューをさせていただきました。
従業員体験を向上させビジネスを活性化するワークプレイスの開設プロジェクトです。
Ogury LtdのGlobal Head of Workplace Experienceの Laetitia Focchanereさんに、東京オフィス開設の経緯や弊社のサポートについてお話いただきました。
ケーススタディ
ペルソナ・ターゲティング広告の世界的リーダーであるOgury Japan(オグリー ・ジャパン)様に特別インタビューをさせていただきました。
従業員体験を向上させビジネスを活性化するワークプレイスの開設プロジェクトです。
Ogury LtdのGlobal Head of Workplace Experienceの Laetitia Focchanereさんに、東京オフィス開設の経緯や弊社のサポートについてお話いただきました。
C&W:2022年に日本法人を設立された当初はシェアオフィスを利用なさっていましたが、どのような課題がありましたか?また、どのようなオフィスへの移転を求めていましたか?
Laetitia Focchanereさん(以下、Focchanereさん):シェアオフィスは事業立ち上げ期において高い柔軟性をもたらしてくれましたが、Oguryブランドを十分に表現できなかったことや、チームの拡大に伴い必要となるレイアウト変更の制約といった面で限界を感じました。日本法人を設立して以降、急成長を遂げていたこともあり、よりOguryらしさを表現できる職場環境が必要となりました。
一般オフィスは、社外へ向けたブランディングの確立や社内コミュニケーションの向上、コラボレーション文化の推進、そして事業成長に沿った職場環境の構築を可能にします。今回のオフィス移転は、成長を続けるチームの将来への投資であり、日本市場への強いコミットメントとOgury Japanの成長に対する確固たる自信の表れでもあります。新たなオフィスには、Oguryのアイデンティティの体現と事業の成長をさらに後押しする空間を求めていました。
C&W:オフィスはたしかに企業のブランドや文化を体現し、内外に強く打ち出すための重要な拠点ですよね。設立からわずか数年。日本の商習慣や手続きの違いなど、直面された課題も多かったのではないでしょうか?
Focchanereさん:8ヶ月以内に新オフィスに移転する必要がありましたが、東京の不動産市場は競争が激しく、好条件な物件は供給が限られ需要も高いうえ、内装工事の期間が他のマーケットより長いため「1年あっても東京にオフィスを開設するのは不可能」という声もありました。変化のスピードが速く、東京は世界で最も厳しい市場の一つなのではないでしょうか。また、オーナーとの交渉や契約関連書類のとりまとめなど、私たちにとって初めての経験も多くありました。
C&W:とくにコロナ禍以降、都心部のオフィス空室率は顕著に下がり続けており、優良物件を巡る競争は激化しています。短期間での移転を実現しなければならなかったとなると、大きなプレッシャーだったのではないでしょうか。そんな中、C&Wをパートナーとして選んでいただいた理由をお聞かせくださいますか。
Focchanereさん:C&Wは、グローバルでのご実績や他国の移転プロジェクトでサポートいただいた経験に基づき、社内の強い推薦により選定しました。パートナー選定にあたっての優先事項は、信頼性と現地の専門知識、そして品質を損なわず迅速に動ける能力です。C&Wは、これらをすべて満たしていたように思います。
C&W:オフィスの立地や規模はどのように選定されていったのでしょうか?
Focchanereさん:オフィス選定にあたっては、グローバルのワークプレイス基準と東京マーケットの現状を組み合わせて検討しました。当社のグローバルガイドラインでは、1人あたり約10㎡を基準とし、自然光の確保やアクセスの良さ、公共交通機関への近接性を重視しています。東京では特に、社員の通勤利便性に加え、クライアントやパートナーが訪問しやすいこと、そしてモダンなレイアウトや良好な室内環境、柔軟に使える会議スペースを備えられることも重視しました。社内で整理した条件をC&Wのサポートを得て具現化していき、交通利便性や街の雰囲気と市場とのバランスに優れた「恵比寿」で、東京チームにとって最適なオフィスを選定していきました。
C&W:恵比寿は、交通利便性に加えて街の雰囲気やクリエイティブなカルチャーも評価されています。国際色が豊かで、外資系企業にも人気のあるエリアです。とくに今回は短期間でオフィス開設を目指されるということでしたので、物件候補の抽出から交渉・調整までスピード感を意識して進めていきました。弊社のサポートはいかがでしたか?
Focchanereさん:初回の打ち合わせから市場に関する深い知識や迅速な対応力を発揮していただき、当社の期待に極めて高いレベルで応えてくれました。プロジェクト管理やベンダーとの調整、密なコミュニケーションが徹底されており、8ヶ月以内のオフィス開設という目標も達成できました。特に、最初の物件内覧前に複数の候補物件を選別いただいたことが、迅速かつ実態に基づいた当社の意思決定を可能にしてくれたと思います。
C&W:需給が逼迫する東京で最適な選択をしていただけたのは、我々にとっても非常に大きな成果だったと思います。オフィス移転による効果はいかがですか?
Focchanereさん:オフィスの移転は、チームに非常に大きな影響をもたらしました。新しいオフィスはシェアオフィスと異なり、私たちの働き方やカルチャーに合った空間設計になっているためチームが協働しやすく、同時に一人で集中しやすい環境も確保できています。ハイブリッドワークを支える設備や会議室も整い、組織としての一体感や誇りがこれまで以上に強まったと感じています。また、新オフィスはパートナー企業との打ち合わせや他チームとの会議にも頻繁に利用されており、当社のブランドを東京、そして日本に示す場としても役立っています。
私の考えるワークプレイス・マネージャーの役割は、単にオフィスを作るのではなく、人が自然とここに居たいと思える場所をデザインすること。立地や規模を含め、優れたデザインのオフィスは、パフォーマンスや創造性、人と人、企業と企業のつながりを育みます。そしてこれらは従業員体験を向上させるとともに、ビジネスの成功においても不可欠な要素です。
チームの反応も一様にポジティブで、特に恵比寿という場所に恒常的な拠点となるオフィスを構えられたことを高く評価しています。「誇りを持ってクライアントやパートナーをオフィスに招けるようになった」という声も多く聞かれます。現在、東京オフィスには23名の従業員が在籍しており、今後1年間でさらなる成長が見込まれています。
最後になりますが、C&Wの素晴らしいプロジェクトメンバーの皆さまに心より感謝いたします。
移転のご相談を頂いた当初、当時ご利用されていたシェアオフィスでは手狭になってきているとのことで、早急な 新オフィスへの移転をご希望されておりました。そこで、物件の引渡時期を考慮しつつ、企業として成長著しいOguryの活気あふれる雰囲気に合う立地やビルを選定し、ご紹介させていただきました。Ogury様は非常にご判断が早く、皆さまのご協力のおかげで第一希望されておりました物件をお借りいただくことができました。また、各局面での迅速なご対応や判断により内装工事の準備も驚くほどの速さで進み、ご希望されていた早期移転も達成することができました。完成後の新オフィスに訪問させていただきました際は、Ogury様のブランドイメージが見事に表現された素晴らしい空間となっており、担当として心から嬉しく思いました。Ogury様の新たなステージに、微力ながらお力添えできたことを光栄に存じます。
サミー 香織
テナント・アドバイザリー・グループ アソシエイト
Ogury Japan株式会社
ペルソナ・ターゲティング広告の世界的リーダー。CookieやIDに依存せず、“人物像(ペルソナ)”を軸に広告を届ける独自のプラットフォームを活用し、世界各国でビジネスを展開しています。Ogury Japan株式会社は、Ogury Ltd.の日本法人として2022年に設立し、わずか 1 年で5倍を超える収益を達成し、日本市場で躍進しています。
詳しくはこちらのHPをご覧ください。https://ogury.com/
インタビュー協力
Laetitia Focchanere様 | Global Head of Workplace Experience, Ogury Ltd.
松本 亮 様 | カントリーダイレクター Ogury Japan 株式会社